マイクロバブルには様々なメリットがありますが、欠点があることに注意する必要性があります。

欠点がある以上、むやみにマイクロバブル仕様にする必要性はないと言えます。

その上で欠点を踏まえて使用すれば、マイクロバブルのメリットを存分に実感することができるでしょう。

マイクロバブルにはどんな欠点があるの？

マイクロバブルには、マイクロバブルシャワーヘッドやマイクロバブルバスで様々な欠点があります。

一口にマイクロバブルと言っても、使い続けるたびに欠点に気付いて使いづらくなる可能性があるでしょう。

マイクロバブルの導入を検討している人は、どんな欠点があるのかチェックする必要性があります。

それでは、マイクロバブルにはどんな欠点があるのかご説明しましょう。

マイクロバブルシャワーヘッドでの欠点

マイクロバブルシャワーヘッドには、以下のような欠点があります。

まず、マイクロバブルシャワーヘッドを使用していると水圧がストレスになるという欠点があります。水圧が強すぎてストレスになるのではなく、弱すぎてストレスになるのです。

水圧が弱いということは水の勢いが弱いということなので、身体を洗う時などは十分に流しているはずなのに、実は汚れが落としきれていなかったり、石鹸やボディソープが流れていなかったりと使うたびに欠点が目立ちます。

特に髪を洗っている時は欠点を感じやすいでしょう。

念入りに髪をすすがないとシャンプーの泡立ちが悪かったり、念入りに髪をすすいだつもりでも水が髪に上手く浸透していかないので結果的に髪を長くすすがないとダメだったりと散々です。

また、もう一つの欠点は、水温が変わりやすいということです。

先ほどまでちょうどいい水温でシャワーを浴びていたのに、急激に水が冷たくなることがあります。これでは落ち着いてシャワーを浴びることができないので、非常に使いづらいでしょう。

マイクロバブルシャワーヘッドを使う場合はこのような欠点があることに注意が必要です。

マイクロバブルバスでの欠点

マイクロバブルバスの欠点は、据え置き型と内蔵型で違います。

据え置き型のマイクロバブルバスの欠点は、以下の通りです。

まず、据え置き型のマイクロバブルバスは浴室内のスペースを占有してしまうという欠点があります。

これは、浴室内にマイクロバブルを発生させるボックスタイプの装置を設置しなければならないため、後から据え置き型を設置するとなると浴室内のスペースを占有してしまうことになるでしょう。

最初からマイクロバブルバスを設置することが決まっていればその分のスペースを作るだけで済みますが、賃貸の場合は浴室を広げられないので浴室を狭くするより他にありません。

しかも浴室内のデザインにこだわっている人ほど、目立つ装置を設置しなければならないのも大きな欠点になるでしょう。

また、電源が必要になるので完全に浴室を閉め切ることができない欠点もあります。

浴室が完全に閉められない以上、お湯が浴室の外に跳ねてしまったり、浴室以外の部屋の湿気が高まったりするので注意しなければなりません。

続く内蔵型の欠点は、以下の通りです。

マイクロバブルバスに必要な装置を備え付けなければならないため、賃貸に住んでいる人は独断で工事を行うことができません。

一軒家に住んでいる人は難なく設置できるかもしれませんが、賃貸に住んでいる人は大家さんに相談する必要性があるでしょう。

不動産会社や管理会社に相談しても断られる可能性が高いですし、何とか大家さんの了解が取れないか交渉することが重要です。

また、据え置き型にも言えることですが、工事費用が高いのも大きな欠点です。

据え置き型は装置を設置するだけなのでまだ安いかもしれませんが、内蔵型の場合は本体の代金に加えて内蔵するための工事が必要です。

本体の代金に加えて工事費用が発生するため、合計でどのくらいの費用が発生するのか計算する必要性があります。

なお、費用と同時に工事期間も必要になることから、工事を行っている間のことも考えなければならないでしょう。

マイクロバブルの欠点を踏まえて注意する点

マイクロバブルには様々な欠点がありますが、この欠点を踏まえた上で注意すれば何も問題はありません。

使用用途やバブルの量、価格の高さや評価のしにくさなどに注意して選ぶことで、目的に合ったマイクロバブルが利用できるでしょう。

それでは、マイクロバブルの欠点を踏まえた上で注意する点についてご説明しましょう。

使用用途

マイクロバブルを選ぶ時は使用用途に注意しましょう。

使用用途によって使い方や生成器が変わるため、商品選定には十分な比較が必要です。

マイクロバブルは農業や漁業・畜産関係・シャワーヘッド・お風呂・お酒・洗濯機・飲料水など、様々な使用用途があります。

農業分野であれば、農作物の育成促進や鮮度を維持する効果があるものとして活用されています。

漁業関連では、魚・牡蠣・エビなどの病気対策や成長促進・短期間で大きく成長できるので生産効率の上昇・さらに養殖していた生物の死亡率を減少させる、といった目的で使用されています。

使用用途に合わないマイクロバブルを選んでも、思うような効果が発揮できない可能性が高いです。

マイクロバブルシャワーヘッドなら水圧が高いものを選んだり、お風呂なら微細なマイクロバブルを発生させるものを選んだりと、使用用途に合ったマイクロバブルを選ぶことが重要です。

マイクロバブルの使用用途は様々ありますが、「バブルを飲む」というあまり聞き馴染みの少ない分野もあります。

↓　マイクロバブルを飲むについて詳しく知りたい方はこちら　↓

ウルトラファインバブルを飲むとどうなる？おすすめの飲み方や効果を解説！

使用用途に合ったマイクロバブルを選ぶことで、マイクロバブルの効果を最大限発揮することができるでしょう。

バブル量

マイクロバブルの量によって、選ぶことも重要です。

バブルには炭酸・マイクロバブル・ウルトラファインバブルやナノバブルといった種類があります。

量や大きさによって、様々な違いがあります。

バブルの量は基本的には、少ないものよりも多いものが効果は高くなる傾向にあります。

マイクロバブルが持つ効果は「洗浄力」や「保湿効果」・「保温効果」・「血行促進」・「美肌効果」があります。

家庭用にバブル発生装置を導入しようと検討している人は、様々なメーカーを比較してどのくらいの大きさ・量を発生させるのか、確認することが大切です。

価格が高い

マイクロバブル発生装置は、基本的に価格が高いのが難点です。

マイクロバブル発生装置は安いものでも7,300円や8,778円、9,900円と高く、価格が高いものであれば55,000円、66,000円などとかなり高めになっています。

基本的に10,000円台が主流となっているので、その中から使用用途に合ったマイクロバブル発生装置を選ぶ必要性があるでしょう。

ただ、マイクロバブル発生装置は市場に浸透してきている傾向にあります。

マイクロバブルの効果が気になる人は、導入を検討してみるのも良いかもしれません。

評価をしにくい

マイクロバブルは、まだまだ科学的根拠やエビデンスが少ないため、評価するのが難しい状態になっています。

というのも、市場への浸透具合はここ数年でかなりのスピードでしたため、まだ研究が追い付いていないのです。

マイクロバブルが本当に効果があるのか、科学的根拠やエビデンスを探そうとしても情報が少ないです。

そのため、素人が情報を見ても何を言っているのか理解できない人が多いなど、様々な要因が考えられます。

ただ、マイクロバブルよりも、微細な泡のウルトラファインバブルやナノバブルといった種類があります。

泡が細かい方が高い効果を発揮する傾向にあるので、そっちを選んだ方が良い場合もあります。

マイクロバブルの欠点を踏まえて今後を考える

マイクロバブルの欠点を踏まえた上で今後に必要なことは、話題性と性能面です。

マイクロバブルは確かに環境に優しい上に、肌を傷つけることなく汚れを剥がすことができます。

様々な分野にも活用されているので、性能が低いどころか高性能で多くのメリットがあります。

しかし、ウルトラファインバブルやナノバブルと比較するとどうしても劣ってしまう場合があります。

今後は、ウルトラファインバブルやナノバブルがメインとなる傾向にあるでしょう。

もちろんまだまだ研究段階ということで、マイクロバブルがすぐに衰退していくとは言えません。

ウルトラファインバブルやナノバブルが、今後より市場に浸透していくことは十分に予想できます。

それでも家庭用に導入するコストを考えると、マイクロバブル発生装置の方が導入しやすいと言えます。

マイクロバブルは大きさは比較的大きな泡ですが、試験的に導入しても十分な効果を実感することができるのではないでしょうか。

今後さらに話題性が増し、研究とともに各社製品の性能がより向上することが楽しみですね。

まとめ

マイクロバブルには様々なメリットがある一方で、据え置き型でも内蔵型でも様々なデメリットがあります。

そもそも設置費用が高く、内蔵型にいたっては本体代金に加えて工事費用も発生します。

家庭用の機器設置するなら、様々なメーカーを比較する必要性があるでしょう。

エビデンスが少ないとはいえ、様々な分野で活用されている通りマイクロバブルの効果は目を瞠るものがあります。

家庭用のバブル生成器は様々あり、ある程度安価なもの・月額利用ができるものもあります。

大型の機器はハードルが高いので、まずはお手頃なバブル発生装置の導入を検討してみてはいかがでしょうか。